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絶対押さえておきたい介護で使われる専門用語13選!

「トランスファー」「主治医意見書」「褥瘡(じょくそう)」など、介護でよく使われる13の言葉について解説しています。単に言葉の意味だけでなく、介護士が注意すべき点についても触れていますので、確認のためにもご参照ください。

監修:フェローホームズ>

介護技術に関する用語

トランスファー

『移乗』(いじょう)とも言います。車椅子からベッド、ベッドから車椅子、車椅子から椅子など、利用者の身体を移動させる介護方法です。介護技術が重要となり、誤った方法で介助をしてしまうと、対象の利用者を傷つけてしまうばかりでなく、介護者も腰などを痛める可能性があります。そのため、しっかりした技術を身につけることが必要です。なお、機械を使用しトランスファーをすることもあります。

支持基底面積

例えば重いものを持ち上げるとき、多くの人は無意識のうちに足を肩幅ぐらいに開くはずです。これを、「支持基底面積を確保する(大きくする)」と表現します。主にトランスファーに関係する概念で、支持基底面積が確保できないと、力を入れる介助をする際に介護者の負担が大きくなります。

陰部洗浄

オムツ交換の際に陰部を洗浄することです。陰部の洗浄は、清潔を保持するだけでなく、尿路感染症を予防する目的もあります。また、臀部に傷がある場合などは、陰部洗浄をすることにより治癒が早くなる場合もあります。

体位変換

寝たきりの利用者の体位を、上向き、左向き、右向きなどに変えることを言います。体位変換をする最大の理由は、圧が身体の特定の部位に長時間かかるのを防ぐことです。長時間同じ部位に圧がかかると、その部分の血流が悪くなり「床ずれ』を発症してしまいます。定期的に体位変換をすることで、床ずれを防ぐことができます。

介護保険に関する用語

ケアプラン(介護サービス計画書)

介護サービスでは、利用者の個々の心身状況に合わせた支援計画が作成されますが、このプランのことを「ケアプラン」と言います。在宅介護にも施設介護にも存在します。

要介護認定

「介護が必要な状態である」という認定のことです。必要な介護の度合いに応じて、要支援1~要介護5までのレベルが存在します。申請は自治体で行い、その後調査等が実施され実際に介護度が決定します。

主治医意見書

要介護度を決定する過程で必要な書類です。様式は全国共通で、主治医が医学的な観点から作成します。この書類をもとに要介護度が決定します。

サービス担当者会議

ケアプランを作成する過程で本人や家族を交えて行なう、専門職同士の話し合いの場です。多くの場合、介護サービス利用者が生活する自宅で実施します。

高齢者が罹患しやすい疾患等の用語

脳梗塞

脳の血管が詰まる病気の総称です。脳梗塞によって生じた麻痺が、介護のきっかけとなる場合が多くあります。

認知症

物忘れから始まり、徘徊、粗暴行為、暴言、妄想、幻聴等の症状を引き起こす疾患です。一度発症すると完治は難しいとされています。

尿路感染症

オムツを使用する寝たきりの方に多い感染症です。オムツをすることにより陰部が長時間汚染され、尿路に細菌が入り込み感染を引き起こします。丁寧な陰部洗浄などで予防できますが、個人差があるため感染しやすい人もいます。

誤嚥(ごえん)性肺炎

食べ物や自分の唾液が食道ではなく器官の方に流れ込み、肺に到着して炎症を起こすことを言います。炎症を起こしてしまうと肺が正常な機能を果たさなくなり、最悪の場合死に至るケースもあります。

褥瘡(じょくそう)

いわゆる床ずれのことで、身体の一部がベッドに長時間接することで血流が悪くなり、その部分が壊死することを言います。酷い場合には病院での切開が必要になります。

介護に使われる専門用語は、医学的なこともかなり関係してきます。それだけ医療と介護は連携が必要だということです。実際の現場ではさらに難しい専門用語もたくさん使われています。自分だけが取り残されないように、しっかり勉強しておきましょう。

サイト監修:フェローホームズ 森山善弘理事長
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