介護保険サービスの種類を大公開!要支援でも利用できるサービスは?
介護保険サービスの内容は複雑で、難しいと感じている方も多いかもしれません。要介護や要支援によって利用できるサービスは異なり、自分(家族)がどこに該当して、どんなサービスが受けられるのか迷うこともあるでしょう。ここでは、介護保険のサービスを大きく3つの種類に分けてわかりやすく解説します。
施設サービス
施設に入所すると必要に応じたサービスが受けられます。要介護1以上に限られるため、要支援では利用できません。
特別養護老人ホーム
最も人気がある施設です。その理由として、「最期までお世話になれる」という点が挙げられます。一度入所してしまえば、特別なことがない限り退所を迫られることはありません。原則として要介護3以上でないと入所できませんが、特例入所として要介護1、2でも入所できます。
介護老人保健施設
自宅と病院の中間的な位置付けです。入院するほどではないけれど、自宅で生活するのは不安という方が利用します。最期まで入所することはできないため、次の場所を検討しなければなりません。メリットとしては特別養護老人ホームに比べて看護師が多く、医療面が充実しています。
介護医療院(旧療養型病床)
介護保険の対象となる病院のことです。そのため医療に対してかなり手厚く、医師の配置は義務づけられており、看護師が中心となってケアをしてくれます。介護より医療を重視するなら、介護医療院への入所がおすすめです。
居宅サービス
要支援、要介護のどちらでも利用できます。
訪問介護
自宅にヘルパーさんが来て、身の回りのお世話や、食事や排泄などの介助をしてくれます。たとえば家族が留守になる12:30~13:30の間に来てもらい、食事を作ってそれを食べさせるといった依頼も可能です。
訪問入浴
主に寝たきり状態の人に利用されるサービスです。自宅まで簡易型の浴槽を持っていき、看護師が健康状態を把握したあと、入浴介助をしてくれます。
訪問リハビリ
リハビリの専門資格を持ったスタッフが自宅に訪問して、機能訓練を実施してくれます。
居療養管理指導
医師、薬剤師、栄養士などが自宅を訪問し、病状の管理やアドバイスをしてくれるサービスです。
デイサービス(デイケア)
日帰りで利用でき、食事や入浴、レクリエーションを提供してもらいます。デイケアの場合は、リハビリを専門的に実施することも可能です。
地域密着型サービス
自分がこれまで住んできた地域で生活を送るため、地域の特性に応じたサービスを受けることができます。
小規模多機能居宅介護
「通い」「泊まり」「訪問」の3つを複合的に利用できる介護です。顔なじみのスタッフがすべて対応してくれることが最大の特徴と言えます。
夜間対応型訪問介護
単なる訪問介護ではなく、夜中でも定期的に巡回してくれる訪問介護です。また、連絡するとかけつけてくれるシステムを導入しており、万が一のときでも安心でしょう。
認知症対応型共同生活介護
9名以下の少人数をグループとして施設内でお世話をします。大規模な施設ではないため、家庭的で暖かみのある生活を送りたい方におすすめです。
認知症対応通所介護
介護スタッフが自宅に来て、限られた時間のなかでお世話をしてくれます。要介護状態の方に比べると、時間は短くなるのが一般的です。
まとめ
介護保険サービスは大きく3つに分けることができます。自分(家族)の介護状態で、どのようなサービスが受けられるかを理解しておくと、より適切なサービスが受けやすくなるでしょう。少しでも介護の必要性を感じたら、まずは介護保険サービスの種類をおさらいしてみてください。
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