介護従事者必読!モニタリングの書き方やコツを伝授!
ケアプランの作成には必ずモニタリングが必要となります。このモニタリングは、必ずしもケアマネージャーだけが理解しておけばいいわけではありません。
もし介護従事者ならば、モニタリングについて一定の知識が必要となるでしょう。この知識を習得することで、最終的なケアプランに対しての支援に結びつけることが可能です。今回はモニタリングについて解説をします。
そもそもモニタリングとは?
利用者の変化を把握してケアプランに反映する
モニタリングはケアプランに添って利用者を支援したのちに、本当に適切なケアだったのか、改善点や工夫するべき点を確認していくプロセスです。
この内容をもとに次回のケアプランを作成するため、モニタリングが不十分ですと、日常の変化に合わせた正しいケアが困難になります。
モニタリングの注意点
中心は要介護者等本人やその家族
支援する介護サービス事業所やケアマネージャーの満足度ではなく、実際に利用する人 や家族の意見を積極的に聞き入れ、その内容を活かすことが重要です。
介護サービスを提供する事業所からも積極的に情報を収集する
ケアマネージャーが直接本人や家族と話すことも大切ですが、サービス利用時の様子なども把握する必要があります。
実際にサービス提供の現場に行ってみる
最終的には、ケアマネージャー自らが現場に出向くことで、スタッフの対応や本人の表情や様子を観察していきます。 自分の目で観てはじめて発見する変化もあるので、実際に現場に顔を出すことはとても大切です。
モニタリングシートの書き方やコツ
居宅サービスの書き方
記入の際は『短期目標が達成されているかどうか』意識して書くことがポイントです。 ケアプランは目標設定ができるものもあるため、明らかに達成までに期間を要するものや、本人の心身状況に合っていないものは、検討していく必要があります。
そして、利用者本人のニーズに変更はないかも確認したうえで、シートに書き込みます。 なぜなら、月日が経過して、モニタリングをするときに、当初作成したプランの内容と本人の気持ちにズレがないかも確認が必要となるからです。
施設サービスの書き方
施設サービスも基本的に居宅サービスと同じ視点で書いていきます。施設の場合、居宅と圧倒的に違う点は、サービスが施設内で完結するので、観察が容易だという点です。
しかし、容易だからといってモニタリングが十分でないと、全く違う方向に向いたケアプランになる可能性があります。それを防ぐために、『多職種連携』の意識を十分に持ち、月に一度のモニタリングといわずに、日頃からよく観察して記録に残していく工夫が大切です。
まとめ
介護過程において、あらゆる場面でケアマネージャーや、直接支援するスタッフは関わることとなります。原則として一ヶ月に一度のモニタリングが義務付けられていますが、定期的に関係機関と連携を取って、本人や家族の心境や心身状況の変化に注目するようにしましょう。
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