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ケアマネージャーはもういらない!?ケアプランもAIの時代へ…

ケアプランの作成が主な業務とされているケアマネージャーですが、AIによるケアプラン作成が実用化されつつあります。

ある程度の専門性が求められるケアプランですが、時代の流れとともに、ケアマネージャーの仕事を奪われることになってしまうのでしょうか?

監修:フェローホームズ>

日本初のAIによるケアプランの作成ソフトMAIAについて

ケアプランの作成を支援する人工知知能ソフト『MAIA』は既に市場へ販売されています。このソフトには、利用者のADLや身体状況といった要介護認定項目を入力すると、AIが自動でおすすめのプランを提案してくれます。また、単一のプランだけでなくAIが過去に学習したケアプランのなかから、おすすめの3案を提示してくれるのです。

AIによるケアプラン作成のメリット&デメリット

AI作成によるメリット

ケアプラン作成の負担

ケアマネージャーは外回りや外部関係機関との連携を行いないながら、ケアプランの作成を行わなくてはなりません。 デスクワークでは、外部から持ち帰った情報を元にケアプランの作成なども行うのですが、AIの導入によってこの部分の負担が大きく軽減されるでしょう。特に、新規利用者に対しては作成にかなりの時間を要することになりますが、AIによるソフトを活用することで、デスクワークの時間は激減することが期待されます。

質の向上や人為的なミスの削減ができる

もうひとつのメリットはケアプランの質が向上することです。AIと言っても、1から10までは全て任せるわけではありません。ケアマネージャーに対してAIが、対象の利用者に最も適したケアプランを提案してくれるので、後は確認や追記をする程度で大丈夫です。特に、経験の浅いケアマネージャーや、事業所に一人しか所属しない一人ケアマネージャーなどは有効に活用すれば、きっと家族も納得できるプランに仕上がるでしょう。

AI作成によるデメリット

想定外のケースには対応しにくい

AIは過去のケアプランを元に自分で学習していきます。そのため、過去に前例のないような特殊なケースには適切なケアプランが作成できないというデメリットがあります。もし、自身で経験したケースであっても、場合によっては前例のないケースとみなされることも想定しておく必要があるでしょう。

AIによるケアプランの将来性

どの分野でも共通していえることですが、AIの導入による最大の目的は業務時間の削減です。AIとケアマネージャーが二人三脚でケアプランを作成し、利用者を支援する相棒になることはそう遠くはなさそうです。

しかし、どれだけ優れたAIでも、最終的な確認は必須なので、ケアマネージャーの仕事を全て奪うことはないでしょう。

AIの導入は業務効率化の鍵を握る

今回ご紹介したソフト以外にも、さまざまな企業から販売されることが想定されます。市場は今後も拡大していくことから、介護支援ソフトの競争とともにケアマネージャーの業務効率化は加速していくでしょう。

まとめ

AIの導入は、人手不足となる介護現場の負担が軽減できる一方で、人間の仕事を奪うのではないかという不安の声もあるようです。しかし、業務を効率化するツールとして今後も大きな期待が寄せられています。AIと上手く付き合うことによって、負担を減らし、理想に近いケアプランを作ることができるでしょう。

サイト監修:フェローホームズ 森山善弘理事長
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