介護保険を利用した福祉用具の種類について
介護保険を利用することで、介護に必要な福祉用具を安価に手に入れることが可能です。ここではどのような福祉用具が適用になるのか紹介します。
福祉用具には貸与と購入がある
福祉用具は、介護保険制度により貸与と購入それぞれに分けられています。どちらも対象となる基準があり、貸与の対象となる用具は、肌に直接触れず衛生に問題のないものとなります。購入の対象となる用具は、入浴用の椅子や入浴台といった肌が直接触れるようなものが対象です。
料金の目安
貸与の場合は商品によって細かく設定されています。例えば車椅子の場合ですと、費用の1割負担で1,000/月程度から貸与が可能です。また。購入の場合は、一年間に10万円未満を上限とし、実際の費用の1~2割で購入することができます。
負担の割合は所得によっても変わります。気になった方は各市町村へ問い合わせてみましょう。
福祉用具の貸与・購入までの流れ
ここでは各福祉用具をどのように貸与・購入するかについて紹介します。
介護保険を利用して貸与する流れ
実際に福祉用具の貸与をする場合は、担当のケアマネージャーに相談することからスタートします。主な流れは以下の通りです。
- ケアマネージャーに相談
- ケアプランの立案及び具体的な用具の選定
- 貸与の契約
- 商品の納品
- 支払い
実際に支払う費用はケアプランが立案された時点で分かります。貸与をどこでするかは自分で選ぶことが可能です。
介護保険を利用して購入する流れ
購入する場合は以下のような流れとなります
- ケアマネージャーに相談
- 介護予防サービス・介護サービス企画原案を作成して福祉用具が必要な理由を明記
- 商品の購入
- 自治体(保険者)への支給申請
- 自治体(保険者)から7~9割が戻る
商品購入時に受ける保険の給付は、一度代金を支払った後に、自治体から受け取る仕組みです。
福祉用具の種類
福祉用具の種類はさまざまですが、全ての用具が介護保険の対象になるわけではありません。例えば、食事の際に使用するスプーンや食器、エプロンなどは介護保険の対象外となるため、全額自己負担で購入する必要があります。
まとめ
介護保険を利用することで、安い金額で福祉用具の貸与や購入ができます。利用の際に細かなルールが決まっているため、気になる福祉用具があれば、まずは担当のケアマネージャーさんに相談しましょう。また、商品によって保険が受けられないものもあるため、あらかじめ調べておくとスムーズです。
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