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看取り介護が増加する有料老人ホームの現状とは?

特養では当たり前のように行われている看取り介護ですが、サービス付き高齢者向け住宅でも2018年度では20%以上実施されています。今回は有料老人ホームの見取り介護の実態と現状について解説します。

監修:フェローホームズ>

そもそも看取り介護とはなにか?

看取り介護とは、医療的観点から今後改善の見込みがないと医師が診断した際にスタートします。看取り介護の例として、口から食事を食べられなくなることが挙げられます。また看取り介護では、医療や介護だけでなく機能訓練や医師といった多くの職種が連携することも特徴です。

看取り介護の現状

介護保険制度が開始されて20年が経過する今日では、自宅で看取り介護が行われるケースは減少傾向となっています。そのため看取り介護の多くは介護施設か病院で行われるようになりました。介護保険施設の中でも特養での看取り介護は極めて多く、入所の段階で本人や家族が看取り介護を望まれて入所する人が多いのが現状です。

年齢にもよりますが、積極的な治療を受けるような『延命治療』を病院で希望する人は減少しています。

特養以外で看取り介護が増える理由

特養以外の有料老人ホームでも看取り介護が増加しています。ここでは有料老人ホームをはじめてとする特養以外で看取り介護が増えている理由について解説します。

特養に入れない人が別の場所で看取り介護を受けることになる

特養は待機者が多く、経済的に余裕がある人であれば有料老人ホームを希望するケースが増えています。一度入所して慣れてしまえば、そこでなるべく長く過ごしたい人も多いため、そのような気持ちの添うようにして有料老人ホーム側も取り組んでいます。

受け入れる施設側も看取り介護をせざるを得ない状況になっている

有料老人ホームに限ったことではなく、グループホームやサ高住などでもそうですが、稼働率をアップさせるために、看取り介護を実施して最期まで生活してもらいたいという意図があります。例えば、有料老人ホームの住宅型では、スタッフが直接介護サービスを提供できないため、外部による訪問介護や訪問看護、往診などを利用しながら看取り介護ができる環境を整えています。

まとめ

高齢者人口の増加に伴い、要介護4や5以上の人が増えています。中には入りたくても入れない特養待機者の現状もありますが、施設側も看取り介護に対して積極的に行っているため、今後も有料老人ホームなどでの看取り介護も増えていくと予想されています。

サイト監修:フェローホームズ 森山善弘理事長
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