出産・育児を見据えて相談員に 生活相談員・佐藤さん(30歳)

佐藤絵里香さん
佐藤絵里香さん(30歳)
  • 専修大学法学部卒業
  • 入社9年目(介護福祉士・生活相談員)
  • フェローホームズ仲間の家

仕事内容は?

人と人とをつなぐ仕事

主に現場とご家族の調整役をしています。具体的には、入所される方の契約などですね。ほかにも、現場とほかの職種との調整も行っています。

最近まで現場で介護の業務をしていたので、生活相談員としての経験より介護職としての経験のほうが長いです。相談員だから持っていないといけない資格はないのですが、ご家族や入所前の方からの相談を受けるので、介護や行政などの幅広い知識が必要な仕事です。

介護福祉士から生活相談員になった経緯は?

結婚・出産を見据えて

上司から「生活相談員に向いていると思う」と言われたのがきっかけです。

現場で働くのも楽しかったので、経験を積んで、一般職からリーダー、リーダーから主任…とキャリアアップするのも良かったのですが、女性なので結婚・出産を考えると、生活相談員の仕事も経験しておきたいと思いました。

介護業界を選んだきっかけは?

身近な仕事だったから

母が介護福祉士で、老人ホームで働いていたので身近な職業でした。

最初から介護職1本に絞っていたわけでなかったのですが、私たちが就職活動をしていた時期はちょうどリーマンショックのあとで、就活がうまくいかなかったんですよ。それで一般職だけではなくて、いろいろな職種を見てみようと思ったときに、身近に介護をしている人がいたので自然と候補に挙がってきました。

実際に介護の仕事をしてどんな印象でしたか?

1年目はとにかく必死

最初の1年はもう、ひたすら知識と技術を身につけるのに必死。全体が少しずつ見えてくるようになったのは2年目以降でしたね。つらいこともたくさんあります。認知症の方の介護をするのは、体力的にも精神的にもすごく大変ですし、死に向き合わなければならない場面もあるので、明るく楽しいだけではありません。

でも、やっぱりやりがいはすごくあるなって思います。自分が利用者さんに何かしてあげたことで、利用者さんやご家族も幸せな気持ちになったり、「ここに入って良かったな」と思ってもらえたりすると、一番モチベーションにつながりますね

ご高齢なので目に見えて成果が出ないことのほうが多いのですが、たまに成果が出ると、「ああ、頑張った」「良かったなあ」って思います。

仕事で意識していることは?

明るく、笑顔で、丁寧に

佐藤さん

施設の中で、最初にご家族や入所される方とコンタクトを取るのが生活相談員です。

良くも悪くも第一印象は私たちに左右されるので、電話での受け答えは明るく、丁寧に対応することを心がけています。見学のご案内をするときやご家族と直接お話しするときも、笑顔であいさつしています。

何かあったときに信頼関係があるのとないのとでは変わってくるので、第一印象は特に大切にしています。

仕事で嬉しいと感じることは?

利用者さんに名前を呼ばれること

認知症の利用者さんがほとんどなので、名前を覚えてもらうことって、基本ないんですね。呼ばれるときは、お姉さん・お兄さん。

でもその中で、名前を覚えてくれる利用者さんがいるとすごく嬉しいです。ほかにも、「良かった、今日あなた出勤なのね」と言ってもらえたとき。利用者さんが頼ってくれたとき。

ご家族とのつながりも濃いので、利用者さんがお亡くなりになったあとご家族から「ここに入れて良かったです」と言ってもらえたときは、嬉しいと感じます。

仕事でつらいと思うことは何ですか?

思うようなケアができないとき

うまくケアができなくて利用者さんを怒らせちゃったときはつらいですね。体力的にも大変ではありますが、そこはあまりつらいと思いません。精神的なことのほうが、つらいと感じることがありますね。1日1個はつらいことがあって、楽しいこともあるって感じです。

これまで仕事でした失敗は?

利用者さんから目を離してしまった

現場で働いていた2年目の頃、目を離してはいけない人から目を離してしまって、危うく利用者さんをケガさせてしまうところでした。

今はパッと見ただけで優先順位をつけられるのですが、1年目2年目の頃は仕事が一気に押し寄せるとパニックになってしまって。あっちからもこっちからも呼ばれるし、利用者さんは常に動いているし。それで目を離してしまって、利用者さんがトイレから落っこちてしまったんです。幸い大きなケガにはなりませんでしたが、ヒヤッとしました。

小さな失敗はたくさんありますが、私たちの大きな失敗は利用者さんの命に関わってくるので、大きな失敗ができません。利用者さんには申し訳ないのですが、私たちは小さな失敗から学ばせてもらっています。

介護の仕事で学んだことは何ですか?

利用者さんから人間力を学ばせてもらっている

佐藤さん

利用者さんから学ばせてもらっていることのほうが多いです。人生の大先輩なので、生きるうえでの知恵や働き方、些細なことでも。

誰かの生活の一部を私たちが背負っているって言ったら大げさですけど、私たちの介護で利用者さんの状態は良くも悪くもなります。利用者さんはご高齢なので、あと何年かの限られた命じゃないですか。残りの人生をいかに幸せに生きられるかをご家族と一緒に考えるのは、日々勉強ですね。

もちろん介護や医療の知識・技術も大事ですが、人間力が問われる部分がすごくあると思います。自分がされたら嫌なことやしてもらったら嬉しいことを考える力が鍛えられますし、利用者さんが生活しているところにいさせてもらっている感じなので、生活力も身につきますよ。

フェローホームズを選んだ理由は?

未経験・資格なしでもOKだった

介護の専門学校や福祉の学校ではなかったので、資格がなくてもOKというところが魅力でした。いろいろな施設の募集を見ていたのですが、未経験OKでも資格が必要なところが多かったんです。フェローホームズは働きながら資格が取れるということでした。

私たちの先輩は専門学校を出て介護福祉士の資格を持っていたり、福祉系の大学を出て知識があったりする方が多かったので、本当に何も知らない状態で入ってきたのは私たちの代が1期生です。

職場の雰囲気は?

明るくハキハキ、活気あふれた職場

現場は職員がみんな若いので、活気にあふれています。生活相談員になってからは事務所に勤務するようになり、また違った雰囲気で気の引き締まる思いはありますが、基本的にみなさん優しいです。介護の仕事は優しくないとできないというか、心に余裕がないとできないので、ギスギスした感じは全くないですね。

あとはみんなハキハキしています。小さな声で話しても利用者さんには伝わらないので。職業病というのか、普段から声が大きくなってしまいます(笑)。

働く時間はどのくらいですか?

シフト制ですが、基本的には平日の8:40~17:40です。まれに土日出勤もあります。現場と違って早番・遅番・夜勤はありません。そのため生活相談員になってから生活がガラッと変わりました。始業は規則正しいですが、利用者さんの生活全般を見ている現場で何かあったら私たちも合わせて動くので、残業する日もありますね。

入社前・入社後の流れを教えてください

入社前の試験では、面接とSPI、小論文がありました。入社後も、研修が終わるときに達成度のテストがあったと思います。私たちのときはインターンがなくて、大学卒業後にそのまま入社している方がほとんどでした。今はインターンがあるので、入社前に職場の雰囲気や業務を経験できて良いと思います。

介護職未経験ということで研修はありましたか?

最初はマンツーマンで介護を教えてくれる

入社前の研修では、会社の説明と介護の基礎知識の研修がありました。現場の主任やリーダーが講師になって教えてくれます。

入社してから3カ月間は、新人1人に対してリーダーが1人ついて、業務を1から10まで段階を追って教えてくれました。1カ月目は毎日、2カ月目は1週間に1回ペースで面談もして、研修の進捗状況を確認します。ここまで達成したから来月はこうしよう、この業務はもう一人で大丈夫だね、と確認しあいながら進めるので、不安はないと思います。

分からなければその人に聞けますし、担当の人でなくてもみんな優しく教えてくれますよ。年数を重ねても1カ月に1回の研修があるので、研修は手厚いと思います。

休日の過ごし方は?

平日にできなかった家事をまとめてやっています。あとは買い物に出かけたり、旦那と休みが合えば、食べ歩きに出かけたり。今は飲食店で働いている旦那ですが、出会ったのはこの職場でした。だから私の仕事に対する理解はありますね。この仕事を続けられるのは、理解とサポートをしてくれるのが大きいと思います。

今後の目標は?

まずは生活相談員として一人前になること

佐藤さん

今はまだ相談員になったばかりで先輩や上司に教えてもらいながら仕事をしているので、まずは一人前になることが目標です。

現場にいれば毎日ケアを通して寄り添うことができるのですが、相談員は直接ケアをする立場にはないので、相談員としての寄り添い方を常に考えています。ご家族や現場の職員、看護師や栄養士といったほかの職種、入院先の病院やほかの施設の職員さんとの調整でいかに寄り添えるか。

ゆくゆくはみんなから、「佐藤さんに相談すれば安心」と思ってもらえるような人になりたいです。

そして誰からも信頼される職員に

私の上司である施設長が、まさにみんなから頼りにされている人なんです。「施設長がいたら安心だよね」と職員も思っているし、利用者さんのご家族からも信頼されていて、本当にすごいなと思います。

そのぶんきっと陰で努力して、つらい思いもしていると思うのですが、大変さを現場の職員には一切見せません。私はその努力を一番近くで見られるので、いつも施設長のような人になりたいと思いながら働いています。全く同じようにはなれませんが、自分らしさを持ちつつ信頼される職員になりたいですね。

介護業界に興味がある方へメッセージをお願いします

自分のしたことが返ってくる

佐藤さん

最近では介護ロボットが出てきていますが、介護は結局のところ人と人との仕事だと思っています。もちろん力仕事をロボットがやってくれるのは助かりますが、認知症の利用者さんの気持ちに寄り添えるのは、いろんな心を持っている人間だと思うので。

イライラしたりつらい思いをしたりすることもたくさんありますが、それと同じくらい、やりがいや達成感もある仕事です。優しい気持ちで向き合えば相手も優しい気持ちで返してくれるし、自分がイライラしているときは相手もイライラしてしまうし。自分がやったことが返ってくるんですよね。

知識や技術はあとから身につく

たくさんの知識がなくても、特別な資格がなくても、利用者さんと一緒に「楽しい」とか「悲しい」って思える人なら、介護の仕事に向いていると思います。知識や技術は経験してけばどんどん身につきます。特にこの仕事は、機械相手ではなく、人と向き合う仕事。人と接することが好きなら、ぜひ介護業界に来てほしいなと思います。

サイト監修:フェローホームズ 森山善弘理事長
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立川に根付いた介護事業を行うフェローホームズ

私たちフェローホームズは、人々の笑顔に満ちた地域社会を作りたいという理念のもと、介護施設を利用するお客様に満足していただけるサービスを提供しています。働くスタッフには、自分の長所と専門性を発揮して、新しいことに挑戦していける環境が用意されています。やりがいのある職業に興味のある方、一緒に介護の仕事をしてみませんか。